テニスファンの日記

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本 : インナーテニス W.T.ガルウェイ著

今日は本の紹介。

 

「インナーテニス こころで打つ!!」

インナーテニス W.T.ガルウェイ著

インナーテニス こころで打つ!! / W・ティモシー・ガルウェイ 【本】

 

インナーテニス

インナーテニス

 

 

著者W・T・ガルウェイは1938年、サンフランシスコ(米国)生まれ。15歳で全米ハードコート選手権に優勝。ハーバート大で美学を研究するかたわら、テニス部の主将としても活躍。東洋思想、特に禅に深い興味を持ち、10年間ハーバード大学で教壇に立った後、ヨガをテニス・レッスンに導入することを発見。カリフォルニアでレッスン・プロとして独立、スポーツの内面心理にメスを入れる独特の教授法で世界的な名声を得ている。 特に、彼の理論を初めて本にした「インナーゲーム」、「新インナーゲーム」、「新インナーゴルフ」は全米ベストセラー、とのことです。

 

初出版は1976年、もう42年前ですが今に通じるものがあります。

上達を阻害する「セルフ1」ではなく、飛躍の鍵となる「セルフ2」をいかに働かせ、内なる力を発揮させるかが書いてあります。

 

”はじめに”の部分だけですが、ちょっとご紹介します。

 

- テニスの発想を逆転して

 今までのテニス・レッスンは根本的に間違っている。すべて外側からテクニックを教え込もうとしてきた。教わる方は懸命に本を読み、コーチの言う通りにやろうとするが、一つ直すと別の欠点がすぐに出てくる。「所せん私は・・・・・・」と、ラケットを投げ出す人が、いわゆる”テニス人口”の何倍もいたはずだ。

 そもそもテニスはむずかしいから(他人から)教わらなくてはいけない。一生懸命に覚え、練習しなくてはダメなのだ ―といった、律儀な考え方が間違いである。

 テニスはスポーツであり、スポーツとは娯楽なのだ。「いい汗をかく」ためだけに存在する、楽しみのテニスでなければ意味がない。「テニスを楽しむ」という根本的な課題を、多くの真面目な人々は「うまくなるように努力しなくてはいけないのだ」と錯覚してしまっている。その結果、放っておけばスムーズな運動が出来、自然と上達するものをわざわざ妨害、努力のしすぎ、教えすぎ、教わりすぎの「努力公害」が出現する。

 赤ん坊は、「右足出して、次は左足出して」と、いちいち母親に教えられ、いちいち考えながら歩くことを覚えるだろうか? テニスだって同じことだ。

~中略~

「インナーテニス」は、こう打ちなさい、ああ振りなさいという技術書ではない。自分のからだと心を知り、そのメカニズムを理解するとで、全く新しいテニスの世界が開けるはずだ。読み終えた瞬間に、すでにあなたがテニスの達人になっているとは思わないが、読むだけで以後のテニスに驚異の成果をもたらすことは確信がある。あなたの内部に存在する障害(心=セルフ1)の存在と処方を、私はさまざまな方法で述べてみた。

 テニスだけではなく、ゴルフ、スキー、サッカー、フットボールと、スポーツ各界で本書を活用されば、幸せである。

 そして、人生のそのものにおいても・・・・・。 引用エンド

 

テニスのバイブル、「インナーテニス」、テニスがガラッと変わったわけではありませんが、少し見方は変えられたかなと思ってます :)